小論文の書き方 テーマの出題パターンと構成の基本 うまくなるには?

  • URLをコピーしました!

小論文を書くのは苦手だ、という方は少なくないですが、高校受験や大学受験はもちろん、就職活動、転職活動でも小論文を書かなければいけないケースも。

上手に書けないからと苦手意識を持つのではなく、避けては通れないものであれば、小論文を上手に書くテクニックを知って少しでも自己PRにつながる文章をかけるようにしたいものですよね!


そこで今回は、小論文の書き方苦手な小論文がうまくなる方法をご紹介していきます。

これから小論文が必要!という方は参考にしてみてくださいね。

目次

小論文の書き方 テーマの出題パターンと構成の基本

まずは主題を理解する

小論文を書くときにはまず、主題を理解しなくてはいけません。
出題される主題(テーマ)にはいくつかのパターンがありますので、それぞれについての考え方を紹介します。

1、Aについて考えを述べよ
このような主題で出題された場合、「Aは必要である」または、「Aは不要である」のどちらが自分に近い考えかを決めます。それから、「なぜそう思うのか?」ということについて、自分の考えを実体験などを交えて述べていきましょう。
2、Aについて賛成か反対か意見を述べよ
この場合も1と同じく、自分は「賛成」か「反対」か決め、その理由を述べていきましょう。
3、AとBについての考えを述べよ
この出題パターンの場合は、AとBの関係性を絡めて述べなくてはいけません。例えば「AとはBをするために必要なものだ」といった感じです。

ほとんどの小論文の場合は、これらの出題パターンで出されることが多いので、まずは問題の出され方を把握しましょう。

構成を決める

続いて、主題を理解した後は、構成です。


小論文の構成は3〜4段落構成が良いとされています。
今回は3段落構成の仕方をご紹介します。

1段落目は序論といい、主題に対する自分の考え方を述べる段落です。

この段落は全体の中では一番短いものになります。このとき、主題に対して単に「賛成である」または「反対である」と書くのではなく、簡単に自分の考えや理由を述べましょう。

2段落目は本論になります。序論で述べた考えや理由をさらに詳しく述べる段落です。

3つの段落のうちで比重が大きくなります。主題に対する自分の考えの根拠を実体験などを交えながら述べていき、自分の考えの正しさを証明していきます。

3段落目は結論です。

2段落目の主張を元に改めて、自分の意見を明確に述べます。


以上が、小論文の構成の基本です。この基本を理解した上で、書く文字分量やテーマに合わせてアレンジを加えていくとスムーズに文章構成が進みます。

小論文とエッセイの違いは?

小論文とエッセイの違いは分かりますか?どちらも文章を書くという点では同じですが、その違いがよく分かっていない人も結構多いようです。

似ているようで実は違いのあるこの2つについてご説明しますね。

エッセイとは、書き手が感じたことを自由に書くものです。

構成自体は小論文と変わりないのですが、序論で主題を明確にする必要が無く、ぼんやりと主題をちらつかせる、といった書き方でも問題ありません。

これに対して小論文とは、与えられた主題に対する自分の立場を最初から明確にし、客観的に自分の主張の正しさを読み手に納得してもらう、という書き方をしなくてはいけません。

エッセイは感性豊かに思うままに書けるとするならば、小論文はどちらかというと理論的、客観的に自分の考えや主張を読み手に伝える力が必要になる、と考えるといいでしょう。

この違いを知っていれば、ダラダラと書く小論文、気分次第であっちこっちに主題や主張が飛んでいる小論文は、読み手にこの筆者には論理的な思考力が足りないのか?という印象を与えてしまう、ということが理解できるのではないでしょうか?

小論文は短すぎず、長すぎずの簡潔な文章で、主題と主張がズレないように論理的に読み手を納得させるように書くこと。

これがうまい小論文のこつです。

小論文がうまくなるには?

さて、構成や主題の種類、そして基本のこつを知っただけでは残念ながら小論文の作成は上手にはなりません。


では、どうしたら良いのでしょう?

一番簡単な方法は毎日必ず新聞を読むことです。

試験の問題として出題されるテーマはその時の社会問題、時事問題が多いです。

ですので、日頃から意識して新聞を読むことで現在進行形のトピックやイシューを知ることができますし、その問題に対する様々な意見が掲載されているので、参考にすることもできます。

受験生であれば、学校の先生から新聞の社説欄、論評欄やコラムをしっかり読み込めと言われたことがあるのではないでしょうか?


筆者も学生時代には思考が偏らないように複数の新聞を購読し、時には本文を声を出しながら書き写して文章の型を学ぶなどしたものです。


毎日の複数新聞の購読が難しければ、新聞の社説欄をまとめた本も出版されていますので、活用するといいですよ。電車の中でひたすら読んでいた時代が懐かしいです。

小論文は内容はもちろんですが、表現の仕方も気をつけましょう。幼稚な表現では評価が下がってしまいます。


例えば、一人称は「自分」や「僕」ではなく、「私」を使う。誤字をなくす。クエスチョンマークやエクスクラメーションは使用しない。


小さなことですが、これらのことは基本なので、ついついうっかり書いてしまわないように注意です。

また、論理的な文章で書くことを心がけ、倒置法や体言止めのような詩的な表現は避けるようにしましょう。

そして最後にですが、書いているうちに、同じ文章や内容をそのまま繰り返してしまったり、同じ接続詞が続いてしまうという場合もあるでしょう。


自分で書いた小論文は、練習であれば是非声に出して読み返してください

そしておかしいところがあれば修正しましょう。何度も何度も色々なテーマで小論文を書いていると、自分の文章のクセというものに気づくと思います。

もしそのクセが悪いクセであればそれを把握し、直すことで小論文の出来栄えはぐーんとアップしますよ!

どうしても、小論文に自信がないという場合には、何度も自分で書くだけでなく、プロに添削をしてもらいながら自分の悪い文章のクセを把握して改善していくといいかもしれません。

まとめ

これから受験や就活、転職を控え、小論文の作成に不安を感じているのであれば、まずは身近な事柄からテーマを決めていくつか小論文を書いてみることをおすすめします。


習うより慣れろ」という言葉もありますし、いくつか書いていく中で、きっと自分にあった書き方が見つかるはずです。

また、小論文には正解はありませんので、正しい文章で、自分の意見をしっかり主張しその理由、根拠をはっきりと述べることができれば、「良い小論文」に仕上がります

各種試験で良い結果が残せるようお祈りしていますね!

シェアはこちらから♪
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

CAPTCHA


目次