就職活動といえば避けては通れないのが面接。集団面接から個別面接まで、とても緊張しますよね。
今回は、就職活動の面接の失敗談とそこから学べる教訓、初夏から夏にかけての服装で注意すること、面接でいじわるな質問をされたらどう答えればいいのかについてお話していきます。
就職活動の面接の失敗談で「あるある」エピソードとそこから学んだ教訓は?
筆者の学生時代の友人はとにかく就職活動で苦労していました。業界は的を絞らず少しでも関心があればエントリーしまくり、製薬、不動産、情報産業、小売など幅広く、また職種は一般職(事務職)で数撃ちゃ当たる戦法でした。
そんな彼女が集団面接でやらかしてしまった失敗談のエピソードと就活中のあなたに伝えたい教訓をご紹介します。
とあるサービス業で、みんな必死で内定を欲しいがために自己アピール合戦となっている最中、面接官から突然「うちのほかにも内定が出たらどうしますか?」という、就活マニュアルには必ず出てくるような定番の質問をされたのですが、合同面接を一緒に受けていた一人の女子大生が「御社に決まってますぅぅぅ・・・」と泣きながら訴えました。
それを横で見た友人は、一瞬ひいてしまい、「こんなにアピールが必要なの!?」と思いながらも負けじとやや涙声で「よそからも内定をいただいておりますが、御社で働きたく思います」と、つい余計なひと言を発してしまいました。
言った後に「あっ!しまった・・・」と思ったそうですが、案の定というか面接官からは「内定もらっていてよかったですね」と言われてしまい、苦笑いするしかなかったとか。結局その会社からは内定はもらえませんでした。
言っちゃいけない一言であることは友人も重々承知していたとのこと。でも一緒に面接を受けた女の子のあまりの豹変ぶりに少しテンパってしまったようです。常に動じず、余計なうっかりが出ないようにしたいものですね。
また、ある不動産業ではあまりにも場数をこなし面接慣れしすぎてしまってきていたせいもあり、長引く面談でリラックスしすぎて面接官に対し学生同士の会話口調になってしまったという笑えない失敗も・・・。
緊張しすぎてガチガチなのも困りモノですが、リラックスし過ぎも面接官からすると学生らしさを感じられず、横柄な態度、偉そうだ、生意気だと取られてしまうこともあるので注意が必要ですね。
いずれの失敗談も言ってしまってからはもうどうにも取り消すことができない出来事です。
後から取り繕うと言葉を重ねてうまくいくわけでもなくドツボにハマるケースといえます。そんな面接失敗経験を経て最後にはなんとか無事に就職できた友人からこれから面接に臨む方へのアドバイスとして送る教訓は、
「初心忘るべからず」
「場数に慣れるのはよいことだけれど、慣れすぎも困る」
の2つ。就職活動中は、常に頭の中に入れておいてくださいね!
就職の面接で意地悪な質問をされたらどう答える?
面接時は面接官の誘導尋問的な質問に飲まれないよう、すぐに回答しなくてもよいので冷静に言葉を選んで発言するようにしましょう。
とっさに思いついた言葉を「あれも!これも!」とだらだらと述べると、質問に対する答えにまとまりがなく頼りない印象やプレゼン下手な印象が面接官に残ってしまいます。
また、とにかく圧迫面接などで面接官が煽ろうとしても、一息ついて感情的にならないように気を付けましょう。
上記で書いたように、集団面接の場合、如何に他人より印象付けるか、いい意味で目立つか、面接官に覚えてもらうか、ということも大切ではありますが、面接官はいたって冷静にみています。
百戦錬磨の面接官相手に、余計な計算や小芝居は余程の自信がない限りはしない方がよいでしょう。
若手の面接官や業界によってはノリも通じるケースもありますが、基本的には年配の面接官にジョークは通用しないと考えたほうが良いです。
リクルートスーツで初夏から夏にかけて注意することとは?
夏場の就職活動は企業によっては軽装でお越しくださって結構です、平服でお越しください、というような案内がくることもあります。
でも実際に面接の場に行ってみると、それを真に受けて軽装で面接に来ている学生は本当に稀でした。
もちろん、そんな中、センス良く軽装で訪れれば、それはそれで面接官に強い印象が残るかもしれませんが、保守的な業界ではやはりリクルートスーツが無難な印象です。
もちろん、みんな同じ色、同じ形のスーツであまりにも没個性というのも困りモノですが、奇抜にならない程度に上品に個性を出すのが好印象を与えることになるでしょう。
尚、シャツやスーツにしわがあったり汚れやシミがついていては、やはり印象がよくありません。
清潔感が何よりも大切です。受付などの職種は例外としても、容姿に自信がなくても清潔感があり明るく器量良しの方が、化粧ノリノリの気合の入りすぎた美人よりも好印象です。
初夏から夏は汗ばむ季節なので、移動が続くと汗が臭うかもと香水や消臭スプレーを使うこともあるでしょうが、くれぐれも使い過ぎには気を付けましょう。
本人はそんなに臭わないと思っても、狭い面接室の空間で香水や消臭スプレーの強い臭いがすると恥ずかしい思いをすることになりますよ。
最後に
面接はあなたの素直さや誠実さを相手に上手く伝えるためのプレゼンの場でもあります。
自分自身も満足できる面接のために事前準備や練習もしっかりして、そして当日は気持ちの余裕をもつためにも少し早めに面接会場に到着するようにしましょう。
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