ナメクジの駆除方法 塩では死なないはホント?カタツムリの違いやその生態を知ろう!

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じめじめしたものを好むムナメクジ。梅雨の時期には大量発生するのでよく目にすることがありますよね。

でも、なめくじとカタツムリの違いや、どこから来るのか駆除する方法はどうすればいいのかについて知っている人は結構少ないのではないかと思います。

そこで、今回は、意外に知らないナメクジについて詳しく説明していきます。

目次

ナメクジの駆除方法 塩では死なない?

昔から『ナメクジ退治には塩をかける』といいますが、果たして真相はどうなのでしょうか?

元々ナメクジの体は、90%の水分でできています。
塩は、水分を吸い取る性質があるので、水分の多いナメクジは、塩をかけられると縮んでしまいます。
ただ、なんと、

水分を補給すればまた元通りの姿に!

・・・・と言うことは、塩をかけただけでは、ナメクジ退治にはならないのです。

でも、ナメクジは高温・乾燥・晴天がとっても苦手です。
なので、その性質を生かして、塩をかけて縮んだ後、ずっと陽に当てて、水分を完全に奪えば、ナメクジは確実に死滅するというわけです。

ちなみに塩でなくても砂糖や熱湯でも同じ現象が起きるので、塩がないときは、これらを代用してみてください。

また、ビールを使った駆除方法もあるのでご紹介しましょう。

1)ペットボトルやプリン、ジャム等の空き容器に、ビールを半分以上入れる
2)ビール酵母や麦芽の匂いに誘われ、ナメクジが集まってくる
3)容器に集まったナメクジは、そのまま死滅

ただ、ビールの量が少ないと、飲み逃げしていた・・・?!という事例もあるので、ビールの量はケチらずにたっぷり入れたほうがいいでしょう。

仕掛ける場所は、以前ナメクジが発生した場所や、草木の根元やプランターの裏など、暗くて湿ったところとなります。

この他にも、ナメクジ用の駆除剤が市販されているので、それを使うのも一つの方法です。
この駆除剤は、主に錠剤や粒タイプなのですが、湿ってしまうと効果がなくなるのものもあるので、そうなったらまた散布してくださいね。
商品によっては、水分に強い駆除剤もあるので、購入するのであれば、その点を注意すれば無駄にならなくてすみます。

ちなみに、駆除剤を散布すると、木や花に害を与える場合もあるので、ガーデニング好きの人はあらかじめちゃんと確認しておきましょう。大事に育てている木花に影響があっては悲しいですからね。

いずれにせよナメクジは、ぬるっとしていて気持ち悪いし、見かけたら即退治したいですよね。

ナメクジはどこから来るの?卵はどこにある?

ナメクジの卵は、半透明の2㎜くらいの球状で、数珠つなぎになっています。
一回につき、20から60個の卵を産み、生涯では、200個くらい産むといわれています。

春から梅雨にかけて、湿気のある葉っぱなどの下に、複数の卵を産み付け、卵が孵化するとあらゆるところに発生してしまうので、卵を見かけたら、即駆除しましょう。

でも、実際にはなかなかこの時点で見つけるのは至難の業です。
大概ナメクジに成長してから発見することのほうが多いようですね。

ナメクジは、湿気と餌になる食べ物が大好物なので、食べ残したものや、ペットフード等にも集まってきます。
花や食物があり、湿った土のある庭でよく見かけるのは、こういった理由からなのですね~。

筆者もガーデニングが趣味なので、よく庭いじりをするのですが、梅雨時期になるとよくナメクジ…見かけます(@@)
しかもベランダくらいの狭~い庭なのに、ナメクジが結構たくさんやってくるんです。本当に嫌ですよね~。

ちなみに、厄介なことに、ナメクジは、庭だけでなく、隙間があれば侵入してくるので、家の中でも発生してしまいます。
侵入経路は、排水溝や窓です。

卵が孵化する前に退治したいものですが、それができない場合には

・隙間を作らない
・除湿する
・使わないときは、排水溝に蓋をしておく
・生ごみ等、餌になりうるものを捨てたゴミ箱は、しっかり蓋をしておく

このように、予め万全な対策をとることが大事です。
しっかりと上記の対策を取っていれば、ナメクジは家の中には入ってこれないので、孵化してしまった後でも遅くはありませんよ。

ナメクジとカタツムリの違いは?

ナメクジとカタツムリ。カタツムリの殻がなければ、この二種類の生き物はそっくりですよね!
もしや、殻がないだけで同じ種類の生物なのでは・・・と思われがちですが、

結論から言うと、

ナメクジとカタツムリは似ていますが、全く違う生き物です。

まずは、カタツムリから見ていきましょう。

カタツムリは、

・軟体動物
・腹足網有肺亜網
・陸貝で巻貝の仲間
・雄雌同体
・触角が2対、その先には目がある
・殻には内臓あり

殻は、体からしみ出した石灰から作られていて、体の一部。なので、殻を取り外してしまうとカタツムリは死んでしまいます
カタツムリから殻を取ってしまえばナメクジになると思っていた人にはビックリ情報なのではないでしょうか?!

一方のナメクジは、

・軟体動物
・腹足網
・有肺亜目
・柄眼目
・雄雌同体
・前端に触角
・体の表面は粘液で覆われている

ナメクジ化に属するものもあれば、カタツムリの貝殻が退化したものもあります。

また、カタツムリも同様ですが、ナメクジには『広東住血線虫(かんとんじゅうけつせんちゅう)』という寄生虫がいて、ナメクジ自体が害虫になることもあります。
ナメクジを食べたり(?!)触ったりすると、人間に寄生する可能性も低いのですが、無いとは言い切れません。
それに、まれに好酸球性髄膜炎を起こす場合があり、そうなると、死に至ることもあるので、注意が必要です。

尚、ナメクジは草食なのですが、いろいろな植物を餌として食い荒らすので、農作物にとっては害虫そのものです。新芽や新しく伸びた茎などを特に好むので、ほんと厄介ですよね。

やはり、早めのナメクジ退治は必須ですね!

まとめ

いかがでしたでしょうか?意外にも知らないナメクジの生態がちょっぴりお分かりいただけたのではないでしょうか?
じめじめした季節によく目にするナメクジ。ナメクジ対策に今回の記事がお役に立てましたら幸いです。

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